小学生、中学生の夏休みの自由研究にどうですか?
夏休みも半分過ぎて、自由研究にお困りの小学生、中学生の皆さん。お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん。
そろそろやらないと‥、でも時間がかかることはなかなか‥と思っておりませんか?
僕はぎりぎりになってやる方だったので、これはおすすめです!!
かかる時間は一日半ですが、実際やる時間は2時間ほどです。
それだけで楽しくて、勉強になり、おいしい、自家製紅茶づくりができます。
佐京園からお送りするのは、摘み取ったやぶきた茶葉、手作り紅茶の作り方の紙。です。
作り方の紙にも書いてありますが、作り方をここでご説明いたします。
①一日萎凋させる
②優しく1時間ほど揉捻する
③濡れふきんをかけて1時間発酵
④フライパンで発酵止め&乾燥。
でできあがり。実は紅茶は簡単に作れるんです。美味しいかどうかはお楽しみ!
摘み取った茶葉は、その日のうちに佐京園からクール便にて発送いたします。
すぐに使わない場合は、冷蔵庫で保管できますが、紅茶になりにくくなる可能性がございますので、お早めに作業を始めてください。
さあ、はじめましょう!!!
萎凋‥『いちょう』と読みます。お茶のことにしか使わない言葉らしいので、知らない方の方が多い言葉かなと思います。
「萎凋」というのは、摘み取った茶葉を風通しのよい場所などに放置し、葉を萎(しお)れさせて香りの発揚(はつよう)を促す工程のこと。
この萎れる過程で茶葉がほんの少し発酵し、お茶として仕上げた時にその品種茶が持つ独特の香りが際立つものになります。
いうなれば「微発酵茶」です。
ほんのり紅茶っぽい香りがしてきます。
萎凋の時間は、大体一晩、長くても一日。カリカリにならないように、蒸れて変な香りが出ないように熱にお気を付けください。
揉捻‥『じゅうねん』と読みます。揉む、捻るということです。
揉捻(じゅうねん)とは、萎凋の終った茶葉を揉み潰し、細胞膜を破壊することで紅茶の成分を抽出しやすくすると同時に、
茶葉中の酵素やカテキンを浸出させ、酸素を供給して次工程の発酵を開始させること。
この工程は30分から40分程度です。揉めば揉むほど紅茶の香りが出てきて、作ってる感がある作業で、僕も大好きです。
発酵‥『はっこう』と読みます。
お茶の葉には発酵酵素が備わっております。
茶葉はほおっておくと、自然と発酵してしまうので、蒸気で蒸したり、釜で炒ったりして発酵酵素の働きを抑えます。
この工程は、殺青『さっせい』といい、殺青とは熱で酵素(酸化酵素)を失活する工程の名称で、
烏龍茶や紅茶の場合酵素を加熱により失活することで発酵を止める目的、
緑茶の場合、工程の最初に殺青をすることでお茶を発酵させない目的に用いられます。
殺青の方法についてですが、日本茶は蒸しますが、中国緑茶、烏龍茶、プーアル生茶は釜炒りと言う方法が用いられます。
発酵止め‥『はっこうどめ』 乾燥‥『かんそう』と読みます。
茶葉は発酵を始めると発酵し続けてしまいます。
そこで、熱によって発酵を止めます。ついでにそのまま乾燥してしまいましょう。
茶工場では、乾燥機を使いますが、フライパンやレンジでもできるので、今回はフライパンを使います。
こげないように気を付けながら、よくかき回し、むらなく乾燥させましょう。
色と香りは割とよく出ます。味はなかなか出ないので、腕の見せ所。
発酵が少ないと、緑茶やウーロン茶のような風味になります。
乾燥があまいと市販の紅茶よりかびやすいと思うので、お早めにお飲みください。
お茶の葉っぱであれば、品種を問わずできます。もちろん品種で味も香りも色も違いますが。
もしお近くに茶葉を持っている方がいたら頼んでみたら分けてもらえるかも?
作った人により、違った味わいになるので、ご家族など、複数人でやると楽しいのでおすすめです。
佐京園でも販売は可能です。(100g税込540円、+送料)時期により販売不可。
こちらはクールで送らなきゃなので送料かかります。なので普通にホームページの棚には並べませんが、お電話、メールにてのご注文にも対応いたします。
この茶葉は、そのまま食べたり、天ぷら(高級天ぷら屋さんの味です)にしたり、バジルソースのように使ったり‥
昔は、うちに紅茶インストラクターの団体様が来て楽しく紅茶体験していました。
最近はコロナもあり行っておりませんが、落ち着いたら再開したいと思っています。
可能であれば、茶摘みとセットでも楽しそう。
一日目にお茶摘みして、大井川鉄道でトーマスに乗って川根で一泊。
次の日は前日自分で摘んだお茶の葉っぱで紅茶作り。
色々思考中なので、その時はまたホームページでお知らせいたします。